最近急に芸能人の不倫問題が大きく取り沙汰されるニュースをよく見かけますよね。
何とか砲って言われるものは、本人以外には砲でもなんでもないただのゴシップ記事。
なのにあれだけ多くの人が注目されるのは他人の不幸は蜜の味、とはよく言ったもので、他にも清純派俳優など裏切られたなどを理由に怒りを買ったりなどこの手の記事の需要は尽きないという事なのでしょう。
さて、不倫かどうかはさておいて芸能人に限らず周りにやたらモテる人っていませんか。芸能人なら一般人にない容姿を備えていてそれが理由である事も窺えますが、身近な人でやたらモテる人が必ずしも容姿が良いでしょうか。悪い事は無いと思いますが、少なくともモテ度と容姿が比例していない例が多いのも確かです。
今回はやたらモテる人のメカニズムと実践的なテクニックを解説していきます。
やたらモテる芸能人
アイドルや俳優さん、歌手なんかもそうですがやたらモテるという噂を聞く芸能人っていますよね。不名誉な話をしているつもりはないので具体的な名前を挙げると、吉高由里子さんとか戸田恵梨香さん、男性では佐藤健さん、二宮和也さんなど。
共演者キラーなんていう名前が先行してさもマイナスイメージのように言われる事もありますが、本人たちは魅力にあふれ、その魅力を如何なく発揮しているだけなので、それ自体何も悪いと感じる人は居ないでしょう。
事実今挙げた四人は多くのファンがいて、日本でトップ級の俳優と言えます。
ただ、一つ疑問が。
なぜこの四人は特別モテるんだろう?
この人たちがモテる事自体は不思議ではないでしょう、ただ、容姿や魅力、才能に優れているからこそ俳優業などを生業とされているんですが、他にも魅力的な芸能人は沢山いて、その中で群を抜いているかと言われれば、各人の好みの問題と言わざるを得ないでしょう。芸能人の中で誰の目にも一番と言うのは不可能と言う訳です。
表に出ないだけとか、ガードが固いとか他の要因もあろうかと思いますが、彼、彼女らには容姿や才能の他に何かがあるとも言えます。であれば、この要因を知る事は自分にも応用が利くという事です。
今回はそこら辺を掘り下げてみましょう。
パーソナルスペース
剣術でも徒手空拳の試合でも『間合い』は重要な要素ですよね、『間合いを制する者は試合を制す』なんて言葉もある位。かいつまんでお話しすると、相互のリーチや技、得物、スピードなどそれらを総合して表現する言葉が『間合い』で、それを制する側が試合を制す、つまり試合に勝つという事です。
これは恋愛だけでなく普段の人間関係にも言える事のようです。
前置きが長くなりましたが、本人が意識しているかどうかは別にして、上述の芸能人はその間合いを制するのが上手な人というのが一因として挙げられます。
僕がここでいう間合いは2種類あります。
呼び方で間合いを詰める
相手を呼ぶ時、色んな呼び方がありますよね。『さん』『君』『ちゃん』ほか呼び捨て。また、苗字を呼ぶか、名前を呼ぶか、またあだ名で呼ぶなど厳密に言うと本人の名前でないもので呼ぶなど。
これらの呼び方は物理的な距離感とは別にあるいわば相手との心理的な距離感とでもいうべき間合いです。
これらは色んな場面で現実に存在しているものです。
- 上司が部下を呼び捨てにする
- 相手を貶めるためのあだ名をつける
- ちゃん付けする
良い例ではありませんが一度はそんな経験ありませんか。意識・無意識に限らず、そういう目的の為にあなたの呼び方・呼び名を歪曲しているんです。上の例は概ね相手、つまり貴方を支配する事を目的に使うもので、もし現在もその人と何らか関係が続いているようなら可能な限りその人との関係を解消する事をお勧めします。
これらを試合で例えるならあなたの不意をついて、びっくりしている間に一気に間合いを詰め、あなたの頭を押さえ平伏させようとしている、そんなイメージを描くと分かりやすいかもしれません。
散々悪いイメージで語りましたが、逆に言えば呼び方が相手に与える影響や、相手との距離感を図る為など色々な場面で呼び方を利用するのは有用な方法と言えます。
距離感を図る
逆の立場として、突然ファーストネームで、またはあだ名で呼ばれた際、覚える感覚は概ね三種。
- ちょっと嬉しい(ドキッとするなど)
- 特に何も感じない
- (慣れ慣れしいなど)ちょっと腹立つ
こんな感じでしょうか。自分自身がそう感じるのですから相手もこのどれかの感情を抱くだろう事が予想されます。そしてそれはおよそ呼んだ時の相手の反応を見ればすぐわかります。


間合いを詰める
格闘技などでも間合いが大事ってよく言いますよね。やっぱり対人関係でも間合いって大事で、やたらモテる人は自然に相手との間合いを詰める訳ですが、間合いを詰めるため、不意にファーストネームやあだ名で相手を呼ぶという事をテクニックとして使用する人がいます。吉高由里子さんが木村拓哉さんの事を『拓ちゃん』と呼んで、~と言うエピソードは余りにも有名なお話です。
本人に自覚があるかどうかは別にして、相手との仲が中々進展しないなどでお悩みの方は思い切って相手の呼び名を親しみを込めた言い方に変えてみるのもいいかもしれません。
使う場面
相手の呼び方を変えてみる事の有用性は上述の通りですが、何でもかんでも空気を読まずに披露してよいものではありません。それどころか、相手を馴れ馴れしい奴と悪印象を与えるだけの結果にすらなりかねません。
お酒の席で
酒の席は無礼講なんて言いますよね。大体このセリフを口にする上司に無礼講で接すると、如何に無礼講というものが言葉だけのものなのかと言う事がわかります。
理不尽な上司の話はさておき、お酒の席はお互いに酔っているので多少慣れ慣れしくしても不自然には見えません。どころか、シラフだと警戒されるところが、多少酔っているなら仕方ないと言った風に寛容に考えてもらえるかもしれません。
また、自分自身シラフだと勇気が足りないなどの人もお酒の力を借りる事で少し大胆になれるという側面もあります。
他の人に便乗する
お酒の席でという前述のシチュエーションと合わせて使っていきたいところです。
右に倣えと言うと聞こえはあまりよくないかもしれませんが、他の人が実際に使っているあだ名等は本人も受け入れているという事なので、それをあなたが呼ぶ事だけ否定はしづらい所です。
すぐに撤回する
使う目的やシチュエーションなどは解説した通りですが、いずれにせよ一回目のチャレンジ後はとりあえず謝罪、もしくは嫌じゃなかったか確認するようにしましょう。
相手の反応は確かめておく必要がありますし、呼んでもよい事の確認まで取れれば尚よしと言ったところです。
重要なのは一回呼ぶ事ではなく、二回目以降ファーストネームで呼び続ける土壌を作る事にあります。
物理的な間合いを詰める
呼び方に関するお話が、心の間合いであればこちらは物理的な間合いのお話です。
相手との距離が近いとそれだけで緊張したりしませんか。人は友達だったらここまで、恋人ならここまでと言った具合に人は無意識のうちに相手との距離の許容範囲を常に意識しています。
例えば商談などはテーブルを挟んだ向かい側、大体1m前後と言った具合です。
もっと親しい間柄ならこれがもっと縮まりますが、ある一定以上不用意に踏み入れてしまうと、人は自然と警戒感を抱きます。これが正にパーソナルスペース、これをまず意識して不用意に飛び込まないようにする事。
40㎝~50㎝を意識しよう
40㎝~50㎝、大体手を伸ばせば届くくらいと覚えておきましょう。
友人関係で意識するでもない距離感です。要は近すぎず遠すぎずという訳ですね。
相手との仲を深めたいなら常にこの距離を意識しながら相手と接するようにしてください。相手に気を遣わせず親しい関係になれる、そんな距離間だと考えて下さい。
相手との間合いを詰める
時間を掛けてじっくりと相手との関係を詰めていきたいという事であれば40㎝を保つ方法のみでもいいんですが、親しくはなれてもそれ以上の関係を望むには少し不十分かもしれません。そこで間合いを詰める必要があるんですが、不用意に間合いを詰める事は逆効果どころか、相手から嫌われる要因にすらなります。
相手に警戒される事なく、相手との距離を詰める必要があるんですが、これには少しテクニックが必要で、ここでは二つ程ご紹介します。
偶然を装う
装うので実際には偶然ではありません。なので自然に行う演技力というか、そういったある程度以上のテクニック要素を必要とします。
有名なシチュエーションとして『物を落とす』のが挙げられます。
落とせば相手は拾ってくれるものです、受け渡しの際『偶然』相手との距離が縮まるという訳です。
落とすものとしては、壊れないもの、そして偶然落としても不自然に思われないもの、やっぱりハンカチでしょうか。綺麗目
ただ落として拾ってもらうというだけだと、ただの落とし物にしかならないので落とし物を受け取る際に、軽いボディタッチによって相手を意識させたり、先日ご紹介した相手を凝視する効果などを併用するとより高い効果が得られることでしょう。
昔から『ハンカチを落とす』と言うのがありますよね。もう、ベッタベタな昔から囁かれる出会いのきっかけを作る手法です。
- 話すきっかけを作れる
- いきなりパーソナルスペースに『偶然』入り込める
- 相手に自分を意識させる
など、ベタな手法とは言え、理に適った手法だったという訳です。
近づく角度を考える
パーソナルスペースというものは何となくその人を中心としたまん丸の円を考えがちですが、勿論個人個人によって形も大きさも違うものです。
一般的に男性は前後に拡がる楕円形、女性の場合は正円形と言われていて、この中に入る事がパーソナルスペースに入る事を意味します。
男性の方がよりサイドから近づかれることに抵抗を感じにくい事が分ると思います。つまり、気になる男性に警戒感を与えずに近づくには正面からではなく、サイドから。
また、男性だけが近いと感じ、相手の女性を意識してしまうという現象もこのパーソナルスペースの違いにあります。
パーソナルスペースの広さには個人差があり、社交的な人ほど広く、内向的な人ほど狭い傾向がありますので、相手に合わせて微調整を図る必要があります。
まとめ
今回はこれで以上です。
間合いの取り方と言うのは、恋愛に限らず人間関係全般に言える事です。そして、総じて間合いを制している方が関係を思い通りに進めることが出来ます。
相手との距離感は心理的なものと物理的なものの両方があり、どちらも大事です。
その上で、間合いのはかり方とその詰め方を紹介しました。
さりげない事なので、一度の実行で相手との関係が劇的に改善される事はありませんが、色んなほかのテクニックや、数を重ねて行う事で気が付けば相手との距離感が詰まっている、そんな作用がある類のものなので、その他のテクニックと併用する事で効果を上げる作用があるものと理解してください。
参考になれば幸いです。