ニラレバと呼ぶべきかレバニラと呼ぶべきか、両方聞くので多分どっちも正解なんでしょう。昨日作った蕪のそぼろあんかけはなんと一口も食べられず。
蕪っていってもくたくたになるまで煮込んでいるので、味的には普通の煮物の味しかしないはずなんですが、独特の臭みがダメだったそうで。
昭和な僕の思い出からするとそんな理由で食べ物を残せば、その返答は拳で帰ってきたものですが、時代は変わるものです。
という訳で、一品は既にある状態なので、昨日の食材を使って残りのおかずを作っていきます。
ニラレバ炒め
誰が何と言おうが僕の呼び名はこっちです、理由は特になくずっとニラが先だったというだけ。レバーって好き嫌いわかれますよね、それも激しく。その原因は多分この血生臭さ、それを取るのにちょうどいいのが牛乳漬け。
初めその見た目のグロさから嘘やろ。。。と思ったこともしばしばあったんですが、というかそもそも僕はレバーの臭みが気にならない方なのでその前後の違いがわからないのですが、うちの家族全員レバーダメだったのが、牛乳漬け後にレバ焼きにすると全員完食するようになったわけなので、確かに効果はあるという事なんでしょう。
牛乳に漬けて30分程度、牛乳を軽く水で洗い落し、文字通りニラと、あと昨日残ったターサイと一緒にフライパンへ。
ターサイの芯の硬さが気になる場合は、日本酒を入れて蓋をして蒸し焼きに。個人的に野菜はシャキシャキ感が残っている方が好きなんですが、子供はその逆をいくので仕方がないですね。
蕪のスープ
懲りないな、という声が聞こえてくるかもしれませんが蕪が予定以上に大きく、どうしてもあまってしまうんです。それに好き嫌いはよくありません。
煮物にするので噛んで味が・・なんて話になると推察、よって食べやすい大きさにカット、細く刻んだ油揚げと一緒に軽く炒っていきます。香り重視ならオリーブオイル、炒めた香ばしさ重視ならごま油で。
ある程度炒められたところで湯を流し入れます。出汁パックとコンソメ、白だしにみりん。落し蓋をして1,2㎝水位が下がるまで煮込めば完成。ボリュームを持たせるために今回は春雨を投入してみました。
筑前煮っぽいもの
レンコンとかごぼうが最近高いので、我が家で筑前煮を作るとどうしてもそこら辺が抜けてっぽいものしか出来上がりません。が、元々筑前煮は朝鮮出兵の時に秀吉がすっぽんと野菜を一緒に煮込んだ料理が始まりとされているので、定義からは外れていないと言えるのかも。
とりあえず人参と鶏肉、こんにゃく辺りがあればそれっぽく見えてくれます。手ごろな大きさに刻んで鍋へ。軽く炒めていきます。
具が全部浸るくらいまで湯を回し入れ、砂糖、醤油、みりんを適量。少しずつ味見しながら味を整えて、落し蓋。
柔らかく作りたいなら若鶏ですが、ジューシーさを求めるなら親鶏(ひね)を使うのが個人的なおすすめ。
まとめ
昔の人はやっぱり偉かったみたいで、一汁三菜っていう言葉はバランスよく栄養を取る上で献立を組むと必然的にそうなるみたいなお話らしいです。毎日一汁三菜は辛いと感じる人もいるかもしれませんが、味噌汁を毎日作る前提で、小鉢ともう二品と考えれば、そんなにつらいものにもならないかと思います。小鉢と副菜、ここら辺を如何に楽に作るか、それが一汁三菜のコツです。